【活動レポ】災害時に支えあう仕組みづくり2022 ~企業のリソースを地域に活かすvol.1~ 

「災害時に支えあう仕組みをつくる。その仕組みに必須なのは企業セクターである。」

今年度は、企業の災害に対する取組みを知ろう、学ぼうと、
みえ市民活動ボランティアセンターとみえ災害ボランティア支援センター(MVSC)が
企画検討をし、vol.1はヤフー株式会社と認定NPO法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)
との共催で、企業2社の災害担当の方をゲストに迎えてダイアログを開催しました。
テーマは、災害時に企業の持つ資源を地域の支援にどのように活用するか。です。
第一部は、花王㈱の松本氏から、これまで災害が起きた際に実施された取組の紹介をしていただき、
災害時には政府や自治体から花王㈱の家庭生活用品が救援物資として要請を受けることや、
災害時の避難所への製品の提供、また、災害後に被災地の復興の際の取組みについて紹介がありました。
第二部は損害保険ジャパン㈱の金井氏から、被災者に一日も早く保険金を届けること、
そして多くの自治体と平時から連携協定を結び災害時の地域支援に備えていること、
地域の事情に合わせた各支店の対応方策、自治体や企業、NPOとの連携についての説明を受けました。
その後、会場、オンラインそれぞれでグループセッションを行い、全体での共有を行いました。
意見として、
・社員が災害ボランティアに参加しやすい環境を作りたい。
・社員の災害支援に対する関心が低いので土壌から作る必要がある。
・企業、NPOなどに緩やかなネットワークを拡げ情報共有したい。
・防災や市民協働に企業や市民が気楽に参加してもらえる環境を作りたい。
・企業が社会問題に積極的に取組む姿勢を学んだ。
等が出され、このように企業間での情報交換、企業とNPOとの意見交換の機会を
もつことの重要性を共通理解としました。また、地域で、企業間や行政、地域、NPO等
とのつながりをつくり、災害時に資源を持ち寄りどのような支援を展開するかを
検討する場の必要性も話されました。

日時:2023年2月24日(金) 13:30~15:30
会場:みえ県民交流センター アスト津3階・オンライン(ZOOM)
主催:みえ市民活動ボランティアセンター/みえ災害ボランティア支援センター
共催:ヤフー株式会社/認定NPO法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)
参加者:25名(会場10名、オンライン15名)

≪ゲスト≫
松本 敏幸氏 花王株式会社コーポレート戦略部門危機管理・RC推進部マネージャー
西尾 亜伊氏 花王グループカスタマーマーケティング株式会社
フィールド部門中部業務サポートチーフ 
金井 圭 氏 損害保険ジャパン株式会社経営企画部サステナビリティ推進Gリーダー

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