ひろがる・つなぐ・かえる

お願いをしよう

武蔵大学社会学部メディア社会学科准教授 粉川 一郎

 先日、家族ぐるみでおつきあいをしている家のお父さんから突然メールが届いた。「やっぱり明日泊めてください」。
長らくご無沙汰をしていたが、久しぶりに近くまでくるという。「だったらみんなで泊まっていったら?」とお誘いをしていたのだが、その数日前にお母さんから遠慮を感じさせる内容のお断りメールをいただいていた。
 「実は僕が泊まりたいんですよぉ」と屈託なく書いてきたお父さんのお仕事は医療関係の営業マン。バリバリのやり手で会社でも一目置かれているらしい。そして一家はニコニコと我が家にやってきて、楽しく飲み、子どもたちは片時も離れることなく遊び、そして翌日のお別れの時、娘は泣き顔になった。
 疎遠になりかけていた私たちは、これがきっかけで今後もおつきあいを続けていくだろう。すべては、かの家のお父さんの、遠慮のない「お願い」のおかげである。さすが、やり手の営業マンは違う、と感心させられた。
 相手に迷惑がかかる、厚かましい、と言って相手の懐に飛び込んでいかない、これが私たちの悪い癖である。しかし、遠慮や配慮をすることが、相手との関係性を薄めることに繋がるなら、そこに新たな価値は生まれてこない。
 日本のNPOセクターはどうだろう。人々がボランティアやNPO活動に興味を持っていることは多数の調査からも明らかである。しかし、それを実現するために必要なNPOセクター側からの「お願い」をできているだろうか。
 地域の中で多くの人々と繋がることで、NPOの社会的な価値は高まり、持続可能性が向上する。ただそれは、淡々と事業をこなしていくだけでは実現しない。積極的に人々にアプローチする姿勢、それこそが繋がりを強化する。
 私たちも、地域に向かって厚かましいお願いをどんどんしていこうではないか。お願いされることで、やっと重い腰を上げることができたと快く受け止めてくれる人々が、そこにはたくさんいるはずなのである。

自分がそだち 人がそだち 組織がそだつ

NPO法人会計基準って何?

学びませんか?!「NPO法人会計基準」

7月20日、NPO法人の会計が新たな一歩を踏み出しました。これまで、分かりにくく信頼性がないといわれて来たNPO法人の会計。NPO自らの手により、多くの人の参加・協力を得て、「市民にとってわかりやすい会計報告」、「社会の信頼にこたえうるような正確な会計報告」という視点から、一年以上の議論を行い、「NPO法人会計基準」が作り上げられたのです。その基本的な考え方を理解し活用できるように、勉強会を行います。

日 時

9月21日(火)19:00〜21:00

場 所

みえ県民交流センター 交流スペース

講 師

中尾さゆりさん

対 象

関心のある方

参加費

無料

問い合わせ先

みえNPO センター・ワーカーズコープ
E-mail center@mienpo.net
Tel 059-222-5995 Fax 059-222-5971

講師プロフィール

中尾さゆり
NPO法人会計基準協議会メンバー。NPO法人ボランタリーネイバーズ主任研究員、NPO会計支援・モリコロ基金担当。 NPO の会計支援(個別相談、会計日々の記帳指導、決算フォロー)などを行っている。NPO法人事業報告書等や助成金申請書作成のコツなどをテーマに講演をこなす。愛知県NPO専門アドバイザー。

助成金情報

市民活動子育てまちづくり

市民活動

財団法人 かめのり財団 第4回かめのり賞募集

受付期間

8月23日(月)〜9月15日(水) 必着

対象団体

日本とアジア・オセアニアの国際相互理解の増進に草の根で貢献しているNPO(非営利団体)、ボランティアグループ、個人とします。ただし、第1〜3回表彰者は、受賞後5 年間は応募できません。

対象活動

交換留学、文化・スポーツの青少年交流、語学教育など、日本とアジア・オセアニアの相互理解の増進に貢献している方々の活動。

選考方法

次の基準を総合的に評価します。
・ これまでの活動における貢献度
・ 活動の継続性や自主性、独自性
・ 他団体との有機的な連携や協働、地域との結びつき
・ 今後の活動への期待と将来の活動の可能性

応募方法

次の応募書類を当財団までお送りください。
1. 所定の応募用紙をホームページからダウンロード(全6ページ)。6ページ目は活動の様子のわかる画像2枚をA4用紙に収まるよう印刷するかプリント写真を貼付すること(画像の説明文を必ずつけること)。
2. 所定の推薦書事業関係者などからの推薦書を必ず提出のこと。
3. 組織・活動の内容を記したパンフレットなど。
4. 今年度の事業計画書、予算書および過去2 年間(可能な範囲で)の事業報告書、決算書またはこれらの内容を記したもの。
5. 活動報告書やアンケート結果など活動成果のわかるもの(可能な範囲で)。
6. 今年度以降、特に予定している新規事業があればその内容を記したもの。
※応募書類は返却しませんのでご了承ください。

表 彰

10件までに、正賞の記念の楯および副賞として50万円の活動奨励金を贈呈します。
【発 表】 平成22年12月上旬に審査結果を郵送にて通知します。
【表彰式】 平成23年1月7日(金)に東京都内にて開催の予定です。
※受賞者は、必ず出席していただきます。

問い合わせ先

〒102-0083 東京都千代田区麹町5-5 共立麹町ビル103号室
財団法人かめのり財団 「かめのり賞」係
Tel 03-3234-1694 Fax 03-3234-1603
E-mail info@kamenori.jp
ホームページ http://www.kamenori.jp/
※個人情報の取り扱いについてはホームページでご確認ください

子育て

パナソニック教育財団
2010年度子どもたちの“こころを育む活動”募集

受付期間

9月30日(木)(消印有効)

対象団体

子どもの体験活動の機会・居場所作りや、様々な媒体を活用した広報・啓発活動、地域や企業と連携した安全活動など、子どもたちのこころを育む活動を行う団体や個人。また次の項目に該当する団体・個人であること。
・活動の拠点が日本国内にあること
・政治活動、布教、営利目的でないこと
・2008、2009年度“こころを育む活動”の受賞団体・個人でないこと

対象活動

次の3つの工夫のいずれかが認められること。
(1)進める工夫(活動の対象や目的が明確で、進め方における工夫・努力がある)
(2)広げる工夫(ネットワークを作り、活動を広げるための工夫・努力がある)
(3)続ける工夫(活動を継続するための仕組み・工夫がある)

表 彰

【団体の部】
全国大賞(1件)賞状・楯・賞金100万円
ブロック大賞(各ブロックから1件)賞状・楯・賞金30万円
※全国大賞が選出されたブロックは除きます。
奨励賞(若干数)賞状・記念品
【個人の部】
個人賞・奨励賞(若干数)賞状・記念品

応募方法

所定の応募用紙(ホームページからダウンロード)に必要事項を記入し、下記住所に郵送ください。活動の内容が分かるような追加資料や写真等があれば、A4用紙5枚以内で添付していただいても結構です。
※ Fax・メールでの応募はお受けできませんのでご注意ください。
※その他詳細はホームページをご覧ください。

問い合わせ先

〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-1-10
第2ローレルビル6階 
財団法人パナソニック教育財団内「こころを育む総合フォーラム全国運動事務局」
Tel 03-5521-6100
ホームページ http://www.kokoro-forum.jp/

まちづくり

2010年度(財)地域生活研究所一般研究助成事業

受付期間

9月30日(木)(消印有効)

対象団体

対象となる研究分野に関して、研究を行いたいとする個人、および共同研究の代表者。

対象活動

消費生活、まちづくりなどの当研究所が実施する調査・研究事業の研究テーマに関連する研究

助成金の額

研究助成費は総額100万円とし、1件50万円を限度とします。

応募方法

次の(1)〜(3)を当研究所宛に郵送ください[(3)は任意です]
(1)地域生活研究所一般研究助成応募申込書1通
(2)申し込み受理確認連絡用の返信用ハガキ1枚、及び採否連絡用の返信用封筒1枚(それぞれにご自分の名前・住所を記し、封筒には80 円切手貼付のこと)
(3)その他、申込書を補足するもの(書式自由)、参考資料など(申込書末尾の所定欄に細目を記入のこと)。
※その他詳細はホームページをご覧ください。

問い合わせ先

〒164-0011 東京都中野区中央5-41-18
東京都生協連会館
財団法人地域生活研究所・研究助成担当(三浦・林)
Tel 03-3383-8292 Fax 03-3383-7840
ホームページ http://www.chiikiseikatsu.org/