ひろげる・つなぐ・かえる

NPOのネットワークに必要なこと

特定非営利活動法人 伊勢志摩バリアフリーツアーセンター 理事長 中村 元
元(特活)伊勢志摩NPOネットワークの会 会長

 昨年('09年)、伊勢志摩地域のNPO活動を支えてきた伊勢志摩NPOネットワークの会、通 称「ぽんぽん」が十年の幕を下ろし解散した。巷で安易に使われる発展的解散でもないし自然消滅でもない。ぽんぽんの目的であった『伊勢志摩をNPOのいきづく地域にする』という役目を終えたので解散したのだ。おかげで、解散報告会で集まった面 々は一様に晴れやかで力に満ちあふれていた。NPOは伊勢志摩に力強く根を下ろしたと確信した。
 その一方で、私は今「日本バリアフリー旅行協会」なるバリアフリーツアーセンターの全国ネットワークを立ち上げようとしている。ぽんぽんが支援して誕生した伊勢志摩バリアフリーツアーセンター。その活動が認められ、全国各地に同様のセンターができてきた今こそ、バリアフリー観光推進の価値を社会に知らしめ、正しく広めるためにネットワークが必要であると、各地の仲間から要請があったからである。そしてそのために、まず活動基盤となる東京バリアフリーツアーセンターの設立に関わり、協会の事務局を任せるスタッフを準備した。
 私は常々、NPOのネットワークが安易につくられることに危惧を抱いている。それは多くの場合が「まずネットワークありき」で作られるケースが多いからだ。本来、NPOを軌道に乗せ活動している面 々の日常は日々充実し、かつとても忙しい。社会になくてはならない存在となっているその人たちの時間を「ネットワーク」というあいまいな概念に使わせる意味がどれほどあるのかと疑問がわくのだ。
 ぽんぽんの十年の成功により、ネットワークを作るときに重要なことが2つあると確信した。その一つは、皆が切実に必要であると感じる目的や役割があること。二つ目は、ネットワークそのものが一つのNPOとして目的実現能力を持っていること。そのいずれかに欠けたネットワークは、おのおののNPO活動のお荷物にしかならない。

みえNPOセンターでは、地域の課題解決など積極的に社会貢献活動を実施されている企業を訪問しています。

CSR STREET Vol.4

「連携をイメージし、醸成し、実現するには、息の長い泥くさい過程から!」
〜「辻工務店」社長 辻 正敏さん〜

 長年、津市の活性化に尽力されているさんは、先ごろ津観音創建1300年記念に合わせて事業をした際、あちこちで散発的にやっていたイベントを同時開催したら、多くの人出となり、単独で何かをする時代ではないと実感されたという。どのようなイベントが津市内に存在するのか把握していれば、点から線、面 へ展開できる。市民団体と連携するなら、是非そうした情報を持つ団体と連携していきたい。こういう仕掛けを通 して成功事例を体験してからでないと、ただ連携するといってもなかなか難しいとアドバイスをいただいた。
 事業の主催者は、さんのような事業所の人間で、必ず情報発信の中心人物となっており、他の組織と手を結んだ時、その事業は数十倍のパワーを持つようになる。行政と民間団体の間違ったマッチング・連携の例として、「お金を出すから事業をやってほしい」というのではなく、「この事業はこんな効果 があるからお金を出して欲しい」と民間団体側から働きかけるのが本当ではないかという。
 また、三重県国際交流財団・海外技術研修員の受け入れをされていたことについてお聞きした。ブータンから来た青年は素朴で辛抱強く、何かをつかみたいという意欲があった。一方、日本ではフリーターも多く、それは大きな社会問題であり、さんは、この国の将来を危惧しているのだという。
 それゆえか、関心ある活動分野は「教育」で、地球環境を考えた時に、一番の環境破壊は戦争であり、ジェット機での海外旅行なども環境に大きな負荷をかけているが、そうしたことを知って生活しているかどうかがポイントになる。知っていればバランスを取ろうとするので、行き着くところは教育であると。「人を育てること」は賭けのようなものだと苦笑いされた。
 今回の訪問は、企業との連携においては企業も情報を欲しているので、企画段階で巻き込んでいく必要があり、また、キーパーソンのハートをつかむためには、魅 力ある活動を提示していくことが大切であるという基本原理を、再確認できた良い機会であったと思う。

助成金情報

市民活動環境

環境

第56 回リユースPC 寄贈プログラム

受付期間

6月30日(水)(消印有効)

対象団体

以下のすべての条件を満たす団体に限らせていただきます。
・日本国内を拠点に非営利活動を行っている団体
・社会的課題の解決のため、寄贈PCを有効に活用してくださる団体
・OSおよびOfficeのライセンス認証、ドライバの更新などPCの設定ができる団体
寄贈予定PC…CPU1GHzクラス以上のリユースノートPC(計60台)
寄贈ソフト…WindowsXpとOfficeXpおよびVirusBuster2010
応募方法など詳細はホームページをご覧ください。

問い合わせ先

認定(特活)イーパーツ
〒154-0024
東京都世田谷区三軒茶屋2-55-8 パレグレイス501
Tel 03-5481-7369(平日13〜18時) Fax 03-6805-2728
E-mail info@eparts-jp.org
ホームページ http://www.eparts-jp.org/program/2010/05/ reuse-100528-01.html

環境

2010年度<第21期>プロ・ナトゥーラ・ファンド

A 国内研究助成(自然保護のための調査研究)

・野生動植物・生態系の保全についての調査研究
・保護問題解決のための調査研究

B 国内活動助成(自然保護・普及のための活動)

・野生動植物、生態系の保護活動
・自然保護教育の推進、保護思想の啓蒙のための活動

C 海外助成(海外での自然保護のための調査研究)

・野生動植物、生態系の保全についての調査研究および保護・普及活動

受付期間

A・B 7月15日(木)当日消印有効
C 7月30日(金)18:30

対象団体

A・B 自然環境保全およびその研究を目的とする市民団体に属するグループ。大学研究室、研究機関、公益法人などに属する自主的グループ(大学の研究室や国立・県立の研究機関自体の申請は認められません)。海外の自然保護団体や国際団体に属し、日本で活動しているグループなど。
C OECD非加盟国(中国・ロシア・東欧を含む)で、自然環境保全を目的とする研究に従事する個人(研究事業を実施する国に在住であれば国籍は不問。日本人でも可)。ただし、日本人の推薦者を経由して申請してください。

助成金の額

上限2000万円(国内助成・海外助成の合計額)(1件につき約100万円が目安)

応募方法

所定の申請用紙(海外の場合は推薦書も)に必要事項を記入のうえ応募。申請用紙は、郵送またはホームページより直接ダウンロード。

問い合わせ先

〒104-0033
東京都中央区新川1-16-10ミトヨビル2F
(財)日本自然保護協会 教育普及部 P.N.ファンド係宛
Tel 03-3553-4105 Fax 03-3553-0139
ホームページ http://www.nacsj.or.jp/pn

市民活動

浄土宗宗祖法然上人800年大遠忌記念事業
2010年(第4回)共生・地域文化大賞募集

〈表彰部門〉

受付期間

7月9日(金)

対象団体

地域文化活動に取り組むNPOやボランティア団体など。
仏教寺院との関係や協働は必須要件ではありません。
原則として、寺院が単独で活動している事業は対象外ですが、僧侶や仏教寺院がNPOやボランティア団体などとの協働で地域文化活動に取り組んでいる場合は選考の対象となります。
共生・地域文化大賞…賞状・活動奨励金 150万円
共生優秀賞…賞状・活動奨励金 50万円
共生奨励賞…活動奨励金 10万円

〈企画助成部門〉

受付期間

7月9日(金)

対象団体

寺院との協働で行う事業、地域文化活動に取り組むNPOやボランティア団体などを対象とします。
また、単独(独自)で活動している仏教寺院(僧侶ら)、NPOやボランティア団体などと協働で地域文化活動に取り組んでいる仏教寺院(僧侶ら)も対象となります。

助成金の額

1件につき10〜50万円。総額150万円。

〈小さな共生助成金〉

受付期間

7月1日(木)〜1月25日(火) ※期間中、随時受付

対象活動

地域の身近な課題を解決する小さな「共生」を実現しようとする地域文化活動

助成金の額

1件につき1〜10万円。総額150万円。

応募方法

応募要項及び申込書類はホームページよりダウンロード。

主 催

浄土宗

運 営

特定非営利活動法人 きょうとNPOセンター

問い合わせ先

共生・地域文化大賞運営事務局
〒600-8104
京都市下京区五条通高倉西入 万寿寺町143 いづつビル6階
Tel 075-353-6292 Fax 075-353-7689
E-mail info@tomoiki.jp
ホームページ http://tomoiki.jp